和の話題が続きますが...
今月も和菓子教室に行ってきました。
10月のメニューは、「光琳菊」と「紅葉山」。
光琳菊とは、江戸時代の画家、尾形光琳の
デザインした丸くデフォルメされた菊をモチーフ
にしたもの。
今回習ったのは、大和芋の生地でこし餡を包んで
蒸し上げた薯蕷饅頭の光琳菊。
紅葉山は、甘納豆を混ぜ込んだ練り切り生地で
栗の渋皮煮を包んだお菓子。
薯蕷饅頭の生地を作っているところ。
すり下ろした大和芋の生地に、上用粉を混ぜ込んで
いきます。
なるべく少ない手数で、強すぎず静かに捏ねながら
少しずつ粉を入れていく作業、結構難しかったです。
いやいや、その後もっと難しい作業、包餡が
待っていました!
先生の手際があまりにスムーズなので、練り切りの
包餡と同じ感覚と甘く見ていたら...
ヤワヤワな上にベタつきやすい生地なので、
ものすごく難しい!
生地の厚みは、餡の上が7、横が5、下が3となるのが
理想的とのことでしたが...
気付いたら上が2くらいになって餡が透けていたり、
その分下が厚くなって、ひっくり返して置くと
生地が余ってオバQみたいになったり( ̄▽ ̄;)
葉に見立てた緑色のラインは、水でのばした
饅頭生地を着色し、筆で描いていきます。
蒸し上がったお饅頭の上部を軽く焼いて、
輪っか状の模様を入れます。
中央に、黄色の練り切り生地で出来た
しべを乗せたら、出来上がり♪
続いて、紅葉山。
毎回満席の週末と違い、今回は平日参加だったので
嬉しい少人数。
しかも全員がリピーターだったので、練り切り生地
作りのデモは省略でした。
今回は餡を包む代わりに、栗の渋皮煮を
まるまる1個!
最後に絹布巾で包んで軽く絞ることで、上部に
細かな模様が入って、表情がつきます。
こちらは、2色の羊羹生地を交互に流している
ところ。
固めた後、色の境目を抜き型で抜くことで、
紅葉に綺麗なグラデーションが出来ます。
色や抜き型を変えることで、その季節に合った
飾りが作れますね~。
この美しい光琳菊は、言うまでもなく先生作です。
並べると切なくなる自作のものは、サッサと
撤収ーー!(T▽T)